小学生(高学年)〜高校時代を振り返って自身の発達障害について考える
僕が自分で発達障害のADHDやASD(自閉症スペクトラム)であることに気が付いたのは、社会に出て働き始めてからである。
小学生の高学年から高校時代を振り返って、どのような発達障害の傾向が強かったのかを考えようと思う。
発達障害にも様々な傾向があり、一括りにしていうことはできないので、参考までに見ていただけたら嬉しいです。
- 小学校高学年頃から”場面緘黙症”が少しずつ治ってきた
- 場面緘黙症とASDが合わさってコミュニケーション能力が育たなかった
- 高校生になるにつれて人間関係はより難しくなっていった
- 高校時代いじめを受けていたが、気づいたのは社会人になってから
- 小学生(高学年)〜高校時代 まとめ
小学校高学年頃から”場面緘黙症”が少しずつ治ってきた
家では話せるのに家以外では話せなくなる”場面緘黙症”が幼少期の頃から酷く発症していたが、小学校高学年頃から少しずつ良くなってきたのだ。
だが、少し話せるようになったのは同性である男子だけであった。
女子と話すことはとても苦手で中学生卒業辺りまでほとんど話すことはできなかった。
そのせいもあってか、学校生活ではナルシストの傾向があった。
場面緘黙症とASDが合わさってコミュニケーション能力が育たなかった
場面緘黙症が少し良くなってきたのは良いが、ASD(自閉症スペクトラム)の傾向も強いのでそもそも相手の気持ちがわかりづらい。
それでも人前で話せるようになったのが嬉しくて少しずつ話すようになっていったが、大半の返答は的外れなことばかり言っていたと思う。
高校生になるにつれて人間関係はより難しくなっていった
高校生にもなれば、自分の意見というものを持っていることが多いが、自分は自己肯定感が極めて低く、自分の意見を持っていなかった。
周りの人と会話をしていても自分の意見を言わないので、周りから見ると”不思議な人”であっただろう。
普段一緒にいる友達が出来ても深い話ができないので、すごく仲の良い友達はできなかった。
高校時代いじめを受けていたが、気づいたのは社会人になってから
高校時代にいじめを受けたが気づいたのは社会人になってからだ。
いじめを受けた原因は自分にあるのだが、その理由や気がつかなかったことがすごくASDの特徴に当てはまっている。
いじめの原因は、自分が知らないはずのことを無意識に言いふらしてしまったことにある。
授業を受けている時に周りの人達が普段何気なくする会話の単語が断続的に聞こえてきて、無意識的に記憶して脳が勝手に予測して再構築をしていた。
そして「そういえば、あの人がああいうことを言っていたよ」と空気を読まずに本当のことを言ってしまっていた。
さらに発言していないことまでも無意識に予測して相手に伝えてしまい、「なんで言ってないことまで知ってるの・・・」と怖がられてしまい、クラス全体から無視をされていた。
こういうことを何回も繰り返してしまった。
だが、もともと周りの人達と話すことが少なかったため、無視されていることに気がつかなかったのだ。
自分の机だけ廊下にあったこともあったが、自分は「掃除をした時に自分のだけ片付け忘れたのだろう」と解釈していた。
ここまでくると自身のASD特有の空気の読めなさがどのくらい強いかがわかってくる。
その後、社会人になってからどうやって気が付いたのかというと、働き始めてから自分の空気の読めなさに気づき、当時は何事もなかったと思っていたことが頭の中で繋がるように解釈されてフラッシュバックが起きたからだ。
「うわ!あの時の違和感はそういう経緯だったのか・・・」
という感じである。
小学生(高学年)〜高校時代 まとめ
小学校高学年から高校生辺りは、"空気の読めなさ"が目立ってきた。
大体の人は自分の意思というものがはっきりしてきて、それに基づいて人間関係を作っていけると思うが、自分は"相手の気持ちがわかりづらい"ので、物事を考えて意思を持つということができていなかった。
物事を考えるということもどういうことなのか理解していなかった。
空気を読むという考え方なんてほぼ全くなかった。
物事を考えられるようになるのは学生時代を踏まえて社会人になってからであった。
なぜ物事を考えられないのかなども自身の経験を考察してどのような仕組みなのかこれから書いていく。
次は、社会人になってから物事の考え方が変わったことについて書こうと思うので見てくれたら嬉しいです。